



慶應大学環境情報学部
偏差値39のスポーツコースから、わずか4ヶ月で慶應SFC環境情報学部に現役合格。自分史から研究テーマ「ポジティブ学習」を導き出し、Google Scholarで先行事例を調査。複数の教師とクラスメイトによる模擬面接で「引き出し戦術」を習得し、倍率12倍の面接を突破。最後に自ら質問の時間を作り、SFCへの貢献をアピール。勉強が苦手でも、主体性と人間力で難関大学が狙える総合型選抜の可能性を体現した。
勉強が苦手でも、なぜ慶應に合格できたのか?

総合型選抜の最大の武器は「学力」ではなく「あなたらしさ」
井上 愛咲さんが通っていた岡山際陽高校のスポーツコースは、勉強より体育や動体視力といった実技教育に特化したコースでした。数学や国語などの学力は最低限。一般入試での慶應合格は到底不可能に見えました。
しかし総合型選抜は違います。一般入試とは全く異なる評価基準があるのです。慶應義塾大学がSFC(湘南藤沢キャンパス)総合型選抜で求めているのは、「どれだけ成績が優秀か」ではなく、「あなたは何に取り組み、何を学び、何を成し遂げたのか」という主体性と行動力です。
井上 愛咲さんの場合、その強みは「空手」でした。小学生の頃から今日まで、一つのことを継続してきた経験。それが他にはない武器になったのです。
研究テーマ決定が、合格の最初の分岐点
一般的に総合型選抜の対策で最も難しいのが「研究テーマの決定」です。多くの高校生が「何を研究したらいいのか分からない」という段階で立ち止まってしまいます。
井上 愛咲さんも最初は同じ状況でした。しかし彼女が取った行動が、多くの受験生に参考になります。それは自分史の作成です。
生まれた時から現在まで、自分がどんな経験をしてきたのか、その中でどんな思いを抱いたのか、どう変化したのか——それをすべて書き出すのです。井上 愛咲さんの場合、そこから見えてきたのが「ポジティブ学習」というテーマでした。
自分の内向的な性格が、お姉さんのポジティブな影響を受けて変わっていった経験。その変化を自分だけでなく、もっと多くの人に広げたい——そうした個人的な気づきが、立派な研究テーマへと昇華しました。
ポイント:研究テーマは、遠い理論の世界から生まれるのではなく、自分の人生経験の中に必ず存在します。
何を研究テーマにしたらよいか分からない。自分史の作り方が分からないという方は無料の受験相談よりアドバイスを受けることが可能です。気になる方はこちらより。
Google Scholarを使った先行事例調査の実践的活用
テーマが決まったら、次のステップは先行事例の調査です。ここでも多くの受験生が時間を浪費してしまいます。ネットで漠然と検索しているうち、気づいたら時間がなくなってしまう——そんなことはありませんか?
井上 愛咲さんが活用したのが、Google Scholarというツールです。これは学術論文やリサーチペーパーを検索できる無料のプラットフォームです。
「ポジティブ学習」というキーワードを入力すれば、その分野に関連する論文や研究が一瞬にして集まります。さらに、それらの論文の著者が誰で、どの大学に属しているのかも分かります。つまり、自分の志望する大学の中から「この先生の研究が面白い」という教授を発見することもできるのです。
ポイント:志望理由書に具体的な教授名や研究内容を盛り込むことで、「この学生は本気で我々の大学で学びたい」というメッセージが強くなります。実際、この細かさが合格者と不合格者を分けることも多いのです。なくなって寂しい」と声をかけてくれるまでの関係を築くことができました。
書類審査での「印象戦略」
デザインと表現力で、1枚の紙から飛び出す
慶應SFC総合型選抜の一次審査では、以下の書類を提出する必要があります:
- 志望理由書(2000字)
- 自由記述ポートフォリオ(A4 2枚分)
- 任意提出書類(最大10個まで)
ここで井上 愛咲さんが工夫したのが、特に自由記述ポートフォリオのデザインです。
倍率12倍の競争の中で、採点者の目に留まるためには「ただテキストが並んでいる」では不十分です。井上 愛咲さんは自分の写真を大きく配置し、空手での全国大会での実績や、ポジティブ学習への思いを視覚的に表現しました。
昨今では、Canvaなどの無料ツールでも十分に目を引くデザインは作成できます。しかし重要なのは「見栄えの良さ」ではなく、「自分のストーリーが伝わるか」という視点です。
高校の先生の協力が、受験を左右する
井上 愛咲さんの志望理由書やポートフォリオは、誰が添削したのでしょうか?塾ではなく、学校の先生です。
夏休みに学校に出向き、複数の先生に「ここが伝わりにくい」「もっと深掘りできるのでは」というフィードバックをもらいました。それでも間に合わないと感じれば、出願期限のギリギリまで何度も何度も修正を重ねました。
多くの高校には、総合型選抜の対策に不慣れな先生もいるでしょう。しかし、生徒が本気で頼れば、多くの先生は力になってくれるものです。ここで大切なのは**「自分から頭を下げて、サポートを求める姿勢」**なのです。
「引き出し戦術」:用意したフレーズを柔軟に組み替える
総合型選抜の面接は、通常の高校入試の面接とは全く異なります。事前に予想される質問を想定して、完璧な回答を用意しておく——そうしたアプローチは、むしろ落選につながりやすいのです。
慶應SFCの面接では、教授3名が高校生1名に対して30分間、自由に質問をぶつけてきます。予想外の質問が飛び込むのは当たり前です。
井上さんが工夫したのが、用意した回答を「引き出し」として整理するという方法です。具体的には、用意していた質問を全て文章で書き出すのではなく、箇条書きで自分の伝えたいポイントだけを記憶しておくのです。
そして面接で予想外の質問が来た時、自分が持っている「引き出し」の中から、その質問に関連する部分をチョコチョコ出していく。最初は違う質問で用意した回答でも、工夫次第で別の質問への回答になる——こうした柔軟性が、面接官に「この学生は本当に思考している」というメッセージを与えるのです。
ポイント:「完璧な回答」よりも「その場での思考過程」を面接官は見ています。
複数の大人を巻き込んだ模擬面接
井上さんの面接練習は、学校の担任の先生だけでは終わりませんでした。「この子の志望理由書を読んで、素直に感じたことを質問して欲しい」と、学校中の複数の先生に協力をお願いしました。
さらには、クラスメイトにも参加してもらいました。「これ、どういう意味?」「分かんないんですけど」という率直な質問は、実は非常に価値があります。なぜなら、高度な学問用語で話しているつもりでも、一般人には伝わっていないということが露見するからです。
その時点で修正し、より分かりやすく、より相手の心に響く説明に変えていく——この過程の中で、井上さんの思考はどんどん深くなり、論理も強くなっていったのです。
これは、総合型選抜の対策に塾が必ずしも必要でない理由でもあります。むしろ「自分の周りの大人に頭を下げて、協力をお願いする」という行動自体が、総合型選抜で評価される「主体性」なのです。
面接当日の「最後の一押し」
井上さんが面接で突破口を開いたのは、実は面接の終盤でした。教授から「質問はありますか?」と聞かれるのを待つのではなく、自ら「質問があってもいいでしょうか?」と手を挙げたのです。
そして最後に、自分の研究内容のアピールではなく、「自分はこのような性格で、こういう思考を持っている。だからSFCに貢献できる」というメッセージを1分間で伝えたのです。
この勇気ある行動が、3人の教授の心を動かしたのかもしれません。
保護者・高校生へのメッセージ
総合型選抜は、本当に「誰にでも開かれた道」か?
井上さんのストーリーを聞いて、「でも、うちの子は空手なんてやってないし」「特に秀でたものがない」と感じる保護者も多いかもしれません。
しかし、それは誤解です。総合型選抜が求めているのは「全国大会優勝」「海外での活動経験」といった華々しい実績ではなく、「その人がどう考え、何に向き合い、どう成長したのか」という本質なのです。
井上さんは確かに全国大会で優勝をしていません。しかし、勉強が苦手という環境の中で、それでも何かを変えたい、自分の強みを活かしたいと考え、塾にも頼らず、自分で道を切り開こうとしました。この主体性こそが、総合型選抜での最大の武器なのです。
あなたの「強み」を発見できていますか?
井上さんの事例から学べる最大のポイントは、「総合型選抜に偏差値は関係ない」ということです。あなたが持つ特色。 — これらはすべて、フレーミングと言語化次第で、総合型選抜の合格要因に変わります。
しかし、その変換プロセスを一人で行うのは極めて困難です。
自分の経験を正しく言語化し、その大学の求める学生像に適切にマッピングするには、プロの視点が必要です。また、志望理由書や自己推薦書の添削、小論文の対策、面接での印象戦略 — これらすべてを戦略的にサポートするメンター的存在があるかないかで、合格率は劇的に変わります。
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塾長
京都大学 経済学部 経済経営学科卒
東大寺学園高等学校卒。
総合型選抜(AO入試)にて京都大学経済学部に現役合格。
高校時代は生徒会長として学校運営に携わる。
知性を競う全国放送のクイズ番組「Qさま!!」出演。
総合型選抜は、単なる「AO 入試」ではなく、あなたの人生経験すべてが評価される、最も公平な入試形式です。逆転合格の扉は、あなたにも開かれています。
当塾では、井上さんのような逆転合格を支援してきた実績があります。あなたの経験、成績、志望校を聞かせていただき、総合型選抜での合格可能性を無料で診断するカウンセリングを行っています。
「成績が低いから…」と諦める前に、一度プロの視点からあなたの可能性を確認してみませんか?
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